意外と豚が

中島らもショックと疲労と筋肉痛とアレのアレのせいでぐったりです。
今日出会った人たちに「中島らも知ってる?」と聞くと何故か大半の人に「ガダラの豚だけ読んだことある」という回答を得てびっくり。「今夜すべてのバーで」とか映画化された(トヨエツ主演!)「永遠も半ばを過ぎて」の方がメジャーだと思ってた。
だけど自分は中島らもは小説よりもエッセイの方が好きだったりする。大根仁さんも日記で書かれていたけど「愛を引っかけるための釘」とか「僕に踏まれた町と僕が踏まれた町」とかー。
らもさんの淡々とした語り口、紡ぎ出される美しいセンテンス。らもさんの文章にはいつも「うっとり」させられる。らもさんのエッセイではじめてジャズ喫茶を知り、フーテン・ヒッピーを知り、学生闘争を知り。いつでもわしは自分の生まれていない60〜70年代を夢見ている。そしてその頃の文化を愛した。懐古とは違う。
うぅ。ううぅ・・・。涙。