眠れる森の胎児 第一話

そこは街から車で30分ほどの距離にあるごみ集積場。
その巨大な集積場を照らす灯りは何一つない。ただ時折雲間から覗く三日月だけがそれを照らしていた。
エイジは逃げた子猫を追ってこの集積場へやってきた。黒い子猫は音も立てずにこの闇の中に消えてしまい、途方にくれたエイジが見つけたもの。それは。
まずは音だった。ゴッ、ゴッ、という低い音に交えてヵキンッという高い音。金属と何かがぶつかる音だ。
音を頼りに歩を進めると、その音の主が見つかった。
少年が、大きな木のベッドに何かを振り下ろしている。ギロリと鈍く光るそれは、斧だ。少年はエイジと同じか少し年下くらいだろうか。振り下ろす大きな斧とは対照に、小柄な少年だ。少年が斧を振り下ろすたびに、ベッドは鈍い音を立てて変形する。
めきっ!
ベッドを支えていた四本のうちの一本の柱が折れて、ベッドが大きく傾ぐ。さらに斧を振り下ろす。破片が飛び、彼の頬を傷つけたが、少年はまったく気に留めていないようだった。ベッドの上のマットが斧の切っ先で裂け、中から綿ボコリが血のように噴出す。不思議な光景だった。ナイフのような三日月は、彼だけを照らしているようだ。少年の青白い顔が暗闇の集積場に浮かぶ。異様としか言いようのないこの光景に、エイジはただ圧倒されていた。
どれだけ時間が経ったのだろう。
ベッドはついに、単なる木屑と綿屑のかたまりと化した。少年は満足げに微笑むと、元はベッドだったものに身を横たえた。ぶわ、と綿ボコリが舞う。
小さく身を折って眠るその姿は、まるで胎児のようだった。
エイジは思わず、一歩足を踏み出した。
カンバスの中のあきらが冷たく笑っている。
続く。




すいません。続かないですたぶん。
イメージだけで書きました!はは!これじゃオサナイ気狂いですね!!
もっとこう、暗くて淫靡なオサナイにしたかったわ。イメージ的には「また会えたらいいね」「夜歩く」「デコイとクレーター」「少女の王国」あたりの、あの感じですよ!
いやぁ〜劇団演技者。の放送が楽しみ過ぎてねっ
・・・ってこっち(東海地方)じゃ放送ありませんから!!
ダビングはお願いできましたが。
私信:ということでありがとうございます。見る前に書いちゃいましたw
妄想率100%の純正脳内です。
もー原作の素敵なイメージぶち壊しですね。まぁ壊してばかり瓦礫の20代ですから!