吸汗

ゲイ雑誌の草分け的存在『薔薇族』が休刊するとのこと。今までお疲れ様でした。
薔薇族の公式サイトに掲載されている寺山修司「世界はおとうとのために」を読めば、昭和の美しい男達、いや漢達の雄雄しい姿を脳裏に描くことができる。黒く焼けた逞しい腕の、その汗の臭いは、何故か『血』と『死』を連想させる。三島由紀夫の『仮面の告白』にもあるが、死を連想させるものほど美しく見える。野蛮で、だが崇高な血の臭い。浪漫だなぁ。


僕にはこの戦いが美しく思える。